医師求人サイトランキングTOP >> 診療科目別で医師求人を探す >> リハビリテーション科の求人
2010年の厚生労働省の調査で、リハビリテーション科の現員医師数が不足していることが明らかになりました。リハビリ科自体の認知度や位置づけが低かったために、医師不足が認識されていなかったのです。
高齢化の進行にともない、リハビリテーション科の受診患者は今後も増えることが予想されます。総合病院内のリハビリ病棟の新設や、リハビリ専門病院の開設も増えています。そのためリハビリ医のニーズは年々高まっており、都市部や地方を問わず全国各地で募集があります。
リハビリ科の経験者や専門医自体が非常に少ないため、転科も比較的容易で、元の診療科を問わない案件も多くあります。他科との連携が重要な診療科で、特に脳神経外科、整形外科、神経内科などの患者が多いので、それらの診療科出身だとより重宝されるでしょう。
施設によりますが、基本的に当直やオンコールがないため医師への負担が軽く、ワークライフバランスの充実を求める医師や、一線を退いた医師なども勤務しやすい環境です。そのうえ人員が不足しているので、思わぬ好待遇の案件に出会うことも可能です。また、高齢のベテラン医が多い傾向があるので、人材育成を視野に入れて若手の医師も積極的に採用している施設も増えているようです。
もしリハビリ専門医の取得を希望する場合は、取得できる施設数が大変少なく限定されてしまうので、事前にその旨をエージェントに伝えておきましょう。取得までの目安や症例数などの情報も収集しておくと安心です。専門医取得後ならば求人に困ることはまずないでしょう。リハビリ科の求人は自力でも探すことができると思いますが、より自分の希望に近く、条件の良い職場を見つけるには、転職エージェントを利用するのがベストです。
リハビリテーション科医の役割は、疾患による様々な運動障害や認知障害を、関連する診療科と連携して総合的に管理、治療していくことです。そのため、チーム医療への意識の高さ、各コメディカルのまとめ役となることが求められます。
総合病院内のリハビリ科は、各診療科との連携体制が非常に重要です。また、リハビリ科の環境整備などの土台作りから求められることもあります。一方で施設によっては急性期から回復期まですべてを診るケースもあり、幅広い治療に携わることが可能です。リハビリ専門病院は、急性期病床からの患者を診る病棟管理の仕事がメインとなります。外来診療はないか、もしくは予約制の施設がほとんどです。リハビリスタッフと連携して患者の全体管理をすることが重要になります。また、患者とその家族を交えたカンファレンスの機会が多いため、コミュニケーション能力も重視されます。地域の医療機関との連携や、患者の受け入れ体制については事前に確認しておくとよいでしょう。