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患者視点でみると、美容外科のニーズは高まっているといえるでしょう。二重まぶたにする、ヒアルロン酸注入でほうれい線を目立たなくする、などの「プチ整形」が浸透し、ほんの10年前と比べると大変受診しやすい診療科になりました。
しかし求人動向の観点では、現在は美容外科医の数は充足傾向にあり、求人が出るのは都市部の美容専門クリニックが主となっています。また、美容外科医の施術のほとんどが自由診療のため、医師の実力やクリニックの知名度によって収入が大きく変わります。さらに、景気や流行の影響を非常に受けやすく、時期によって年収が大幅に変動します。
そもそも美容外科は、他科のように疾患の治療など必要に迫られたものが少なく、「美しくなりたい」「理想の体型になりたい」などのコンプレックスの解消や希望をかなえたい人の受診がほとんどです。景気が悪く必要以上の支出を控える、世間で美容外科の悪いニュースが広まる、などの動きがあるとそれに大きく左右されるのです。
受診者の希望や悩み、理想をうまくヒアリングし、「この人にお願いしたい」「この先生に話を聞いてほしい」と思ってもらえるかどうかが最初のポイントです。まずここで患者からの信頼を得ないと、施術のステップには進みません。そのため、採用においてもコミュニケーション能力や人間性、人柄が非常に重視されます。
患者に安心感を与えるため、「ホームページに顔写真を載せることに抵抗はないか」などと問われるケースもあります。他科よりも「サービス」の要素を強く求められてる診療科といえるでしょう。
数年前までは、美容外科クリニックの開設ラッシュで人員が不足し、美容外科未経験でも可の求人が多く出ていました。オンコールなどがなく体力的にきつくない、高額年収も夢ではない、などの理由から、転科を希望する医師も多くいました。
最近は求人数も落ち着いており、美容外科の経験がある「即戦力」が優遇される傾向が顕著です。しかし、未経験でも美容業界への熱意があり、患者とのコミュニケーションが円滑にとれる医師であれば、採用のチャンスはまだ十分にあります。転科の場合は、形成外科、皮膚科、一般外科出身の医師は比較的有利といわれています。
経験者募集の場合、院長の募集や、将来的に院長ポストに就くことを前提とした募集も少なくありません。転勤を伴う可能性もありますので、条件をしっかり確認しておきましょう。
未経験者可の募集の場合は、研修体制の詳細、研修期間中の給料体系などについて聞いておきましょう。転職エージェントのコンサルタントに依頼すれば、自分では聞きにくい待遇面の情報も教えてくれますし、必要に応じて条件交渉も行ってくれます。
エージェントは多彩なケースの求人情報を保有していますし、コンサルタントは様々なパターンの転職の手助けをしています。美容外科領域のキャリアパスについて悩みや不安があれば、コンサルタントに相談することで第三者視点での有益なアドバイスをしてくれるでしょう。